SL冬の湿原号(釧路駅~標茶駅)

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SL冬の湿原号

SL冬の湿原号は、冬の釧路川を渡り、車窓からは遠くに阿寒連峰、新旧ふたつの岩保木水門、釧路川の蛇行が目の前に広がり、白銀の釧路湿原を力強く疾走する釧路駅~標茶駅の往復96.2kmを結ぶ観光列車です。地元ガイドがSLに乗車し釧路湿原や特別天然記念物のタンチョウなど釧網本線沿線の自然について案内があります。

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SL冬の湿原号運行状況

運行開始

2000年1月8日運行開始

運行時期

SL冬の湿原号2020ポスター

例年1月下旬~2月下旬

運転時間・時刻表

SL冬の湿原号(釧路〜標茶間)の運転時刻表。

SL冬の湿原号の座席表・座席図(指定席)

料金・予約

料金(片道・往復)

SL冬の湿原号の大人片道料金は、釧路駅~標茶駅間1,290円、指定席は別途1,680円の合計2,970円です。釧路駅~標茶駅間を往復で5,940円となります。子供は半額です。JR北海道が定める子供の区分は、12歳以上(中学生以上)は大人料金、6~12歳未満(小学生)は子供料金、1~6歳未満は幼児、1歳未満は乳児となります。幼児、乳児の運賃は無料です。尚、乳幼児においてもこども料金が必要な場合があります。

子供は何歳から運賃・料金がかかりますか。|JR北海道

https://www.jrhokkaido.co.jp/faq/qa0020.html

ただ、6歳未満の幼児・乳児でも指定席を1席確保したい場合は、子供料金で予約する事ができます。ただし、実際は膝の上で1時間近くは難しいので、乳幼児の場合に別途料金は必要ですが指定席を確保するのがオススメです。

指定席の予約方法・購入方法

SL冬の湿原号は、全車指定席のため乗車前にご予約が必要です。

指定席は、乗車日の1ヶ月前10:00から全国のJRの主な駅にあるみどりの窓口、ツインクルプラザ(旅行センター)にて予約可能です。インターネット予約サービスの「えきねっと」にて購入可能で、窓口と違い座席番号による指定席予約はできませんが、複数人数の場合は「まとまった席」・「席が離れてもよい」、1人の場合は「指定なし」・「窓側・「通路側」が選択可能です。

また、釧路→塘路は混み合っていても、塘路→釧路は団体客が塘路駅で降り、観光バスで他の名所を巡る場合があるので、塘路→釧路はすっぽりと空席が増える事も。釧路→塘路で「好きな席が座れなかった」、「釧路湿原側のボックス席に座れなかった」、「指定席を取れなく自由席しかなかった」などの場合、塘路→釧路では好きな席を選ぶのもひとつ。

JR釧路駅みどりの窓口前には当日の指定席空席情報が設置してあります。釧路発→標茶行、標茶発→釧路行の空席を○(空席あり)・△(空席残りわずか)・×(満席)で表示しています。

JR釧路駅みどりの窓口前に設置している指定席空席情報

客車・座席

車両編成

SL冬の湿原号は、釧路駅と標茶駅を往復する(片道のもみOK)観光列車ですが、行きの「釧路駅→標茶駅」は1号車の前にある機関車が先頭車両となり、帰りの「標茶駅→釧路駅」は5号車のにSLが連結され先頭となります。つまり、行きも帰りも同じ風景となります。

SL冬の湿原号列車編成

座席図

SL冬の湿原号の座席図・座席表。

SL冬の湿原号の座席表・座席図(指定席)

進行方向

SL冬の湿原号進行方向

AB席とCD席がテーブルを挟んで向かい合う固定式のボックスシートです。A・Dが窓側、B・Cが通路側となります。

SL冬の湿原号テーブル席

座席の種類

SL冬の湿原号

全車指定席240席

SL冬の湿原号は全席指定です。指定席券がない場合は利用できません。乗車前に予約が必要です。

おすすめ座席

SL冬の湿原号のおすすめ座席は、行きも帰りも釧路湿原側となる座席。冬ならではの釧路湿原の景色は絶景です。尚、5号車は釧路→標茶が最後尾、標茶→釧路がSLを挟んで先頭となります。標茶駅には車両の向きを回転させる転車台がないため機関車入換え作業があり5号車に連結作業の様子を見ることができます。

カフェカー車内販売カウンター

SL冬の湿原号の車内販売カウンター(売店)は2号車カフェカーにあります。

SL冬の湿原号の売店

車内設備

SL冬の湿原号の車内で利用できる無料Wi-Fi「SL-Fuyunoshitsugen」。

SL冬の湿原号で利用できる無料Wi-Fi「SL-Fuyunoshitsugen」の設定方法と接続手順
SL冬の湿原号Wi-Fiは、JR北海道の釧路駅~標茶駅間を結ぶ観光列車「SL冬の湿原号」で利用できる無料Wi-Fi(無線LAN)です。SSIDは「SL-Fuyunoshitsugen」。1日4回x30分間利用可能です。

SL冬の湿原号Wi-Fi

SL冬の湿原号の乗車記念スタンプ。

SL冬の湿原号の乗車記念スタンプ

2号車にあるパンフレットコーナー。

SL冬の湿原号2号車にあるパンフレットコーナー

スーツケースなどを置く大型携行品置き場。

スーツケースなどを置く大型携行品置き場

鉄道車両用非常脱出ハシゴ

鉄道車両用非常脱出ハシゴ

洗面台。

SL冬の湿原号洗面台

ダルマストーブ

ダルマストーブは全客車に設置があります。

SL冬の湿原号ダルマストーブ

ダルマストーブの上では、2号車売店で販売しているスルメを自分で焼いて食べることができます。炙りすぎないのがポイントです。

SL冬の湿原号ダルマストーブ

ダルマストーブ横にある太平洋炭坑の石炭。

ダルマストーブ横にある石炭

ダルマストーブから車両上部につながる煙突。

ダルマストーブから車両上部につながる煙突

蒸気機関車・客車

SL冬の湿原号の蒸気機関車と客車は全長117.85m。

蒸気機関車

SL冬の湿原号の蒸気機関車はC11形機関車「C11-171」号。

SL冬の湿原号の蒸気機関車はC11形機関車「C11 171」

ヘッドライト。

SL冬の湿原号のヘッドライト

SL冬の湿原号のヘッドマーク。

SL冬の湿原号ヘッドマーク

スノープラウ。

煙突からは黒い煙が黙々と空へと上がります。

この煙と汽笛は冬の釧路の風物詩となっています。

煙と汽笛は冬の釧路の風物詩

「C11-171」は1940年に川崎車輛による製造です。

蒸気機関車の上にある石炭庫。

蒸気機関車の上にある石炭庫

蒸気機関車内には機関士・機関助士の姿。

SL冬の湿原号

客車

SL冬の湿原号は1号車~5号車の5両編成で運行しています

  • 1号車 スハフ14 505(座席車・指定席)
  • 2号車 スハシ44 1(カフェカー・座席車・指定席)
  • 3号車 オハ14 526(座席車・指定席)
  • 4号車 オハ14 519(座席車・指定席)
  • 5号車 スハフ14 507(座席車・指定席)

1号車 スハフ14 505

SL冬の湿原号1号車 スハフ14 505

5号車 スハフ14 507

SL冬の湿原号5号車 スハフ14 507

SL冬の湿原号の行先標(SLサボ)。

SL冬の湿原号の行先標

SL冬の湿原号エンブレム。

SL冬の湿原号エンブレム

SL冬の湿原号の方向幕。SL冬の湿原号の方向幕

SL冬の湿原号の号車札。

SL冬の湿原号の号車札

乗車証明書

SL冬の湿原号に乗車すると、1人に1枚「SL冬の湿原号 乗車証明書」が必ずもらえます。上り(標茶行き)と下り(釧路行き)で乗車証明書の図柄が変わります。

停車駅

  • 釧路駅(くしろえき)
  • 東釧路駅(ひがしくしろえき)
  • 釧路湿原駅(くしろしつげんえき)
  • 塘路駅(とうろえき)
  • 茅沼駅(かやぬまえき)
  • 標茶駅(しべちゃえき)

JR釧路駅

釧路駅改札・ホーム

釧路駅の改札。SL冬の湿原号に乗車する場合は乗車券と指定席券が必要ですが、改札には乗車券のみを通しましょう。指定券は車内で車掌さんが巡回する際に提示しましょう。

釧路駅特集記事

釧路駅(北海道釧路市北大通)
釧路駅(くしろえき)は、北海道釧路市北大通にあるJR北海道(北海道旅客鉄道)根室本線の駅です。駅番号K53。電報略号クシ。特急「スーパーおおぞら」の始発駅及び終着駅で、「くしろ湿原ノロッコ号」や「SL冬の湿原号」の観光列車が運行しています。

釧路駅改札

発車標(日本語表記)。

SL冬の湿原号 発車時刻案内板(日本語表記)

発車標(英語表記)。

SL冬の湿原号 発車時刻案内板(英語表記)

釧祥館(せんしょうかん)による駅弁の立ち売り販売。カニ・サーモン・いくらの彩り豊かな「釧路漁礁」をはじめ、釧路湿原弁当、たらば寿し、かにめし、かきべん、花咲かにめしといった駅弁も販売しています。尚、釧路駅に釧祥館の食堂が隣接していて店内で飲食できる他、テイクアウトもしています。

釧祥館(せんしょうかん)による駅弁の立ち売り販売

SL冬の湿原号の乗り場は3番ホームです。改札内に入ると向かって右側にエスカレーターがありますのでまずは地下に降ります。

釧路駅エスカレーター

エスカレーターを降り地下道を進みます。地下道には、釧路湿原の四季折々の写真が並びます。

エスカレーターを降り地下道を進みます

3番ホームへ上がるエスカレーターがあります。

3番ホームへ上がるエスカレーター

エスカレーターの先には3番ホームがあります。

エスカレーターの先には3番ホームがあります

3番ホームは、「SL冬の湿原号」と「くしろ湿原ノロッコ号」の専用ホームです。発車時刻の30分ほど前に3番ホームへ到着します。SL到着後、数分すると愛好家の方々が写真撮影しに集まりますので、SL到着前に3番ホームの「釧路駅湿原の鐘」付近で待機しましょう。

釧路駅3番ホーム

SLは汽笛の鳴らしながら入線してきます。

SLはこちらから入線

釧路駅のホームには太平洋炭礦の海底炭があります。春採炭鉱層5番層(本層炭)。採掘箇所釧路沖約6km。

春採炭鉱層5番層(本層炭)

釧路駅湿原の鐘。

釧路駅湿原の鐘

レフボンのSLパン

釧路駅構内にあるパン屋「レフボンのSLパン」。チョコレート生地にチョココーティングしさらにチョコクランチをのせたSL列車の形をしたパンです。

レフボンのSLパン

写真撮影ポイント

JR釧路駅

JR釧路駅のホームに入るには券売機で入場券の購入が必要です。尚、入場券は発売時刻から2時間以内有効で、旅客車内には入ることができません。旅客車内に入るにはSL冬の湿原号の乗車券及び指定席券が必要です。釧路駅でSL冬の湿原号を写真に収めるには、4番ホーム→3番ホーム→陸橋という撮影の流れが人気です。

JR釧路駅券売機

4番線ホーム

釧路駅で一番が集まる4番ホームから。特に天候良好の日には多くのカメラマンが4番ホームに集まります。見えているのは3番ホームです。

4番ホームからのSL冬の湿原号

4番ホームからのSL冬の湿原号。

4番ホームからのSL冬の湿原号

3番線ホーム

遠くから3番線へSL冬の湿原号が入線してきます。

SL冬の湿原号

モクモクと黒い煙と音を鳴らしながら。

SL冬の湿原号

ヘッドマークも見えてきました。

SL冬の湿原号

速度を落としながら。

SL冬の湿原号

到着。レトロ調の制服を着用した車掌と記念撮影もできます。

SL冬の湿原号

釧路駅~東釧路駅間陸橋

釧路駅を出発してすぐにある陸橋。写真は3番ホームから。

釧路駅を出発してすぐにある陸橋

モクモクと煙をはきながら走るSL冬の湿原号を正面から撮影できる人気の撮影スポットです。

SL冬の湿原号と釧路駅

SLの勇ましい姿。

SLの勇ましい姿

正面上からSLと釧路駅を収めることができます。

正面上からSLと釧路駅を収めることができます

SL冬の湿原号と特急スーパーおおぞら。

SL冬の湿原号と特急スーパーおおぞら

煙と雪を巻き上げながら走り抜けます。

SL冬の湿原号が煙と雪を巻き上げながら走り抜けます

SL通過後は陸橋は煙に包まれます。

SL通過後は陸橋は煙に包まれます

釧路駅前バスターミナル

JR釧路駅に隣接している釧路駅前バスターミナル付近駐車場からのSL冬の湿原号。

釧路駅前バスターミナル付近駐車場からのSL冬の湿原号

YouTube動画

SL冬の湿原号概要

名称 えすえる ふゆのしつげんごう
SL冬の湿原号
住所 根室本線・釧網本線 釧路駅~標茶駅間
JR釧路駅 北海道釧路市北大通14丁目5
JR東釧路駅 北海道釧路市貝塚2丁目23-76
JR釧路湿原駅 北海道釧路町トリトウシ原野南5線27-4
JR細岡駅 北海道釧路町達古武23-2
JR塘路駅 北海道標茶町塘路4-11
電話番号 JR釧路駅 0154-24-3176(5:30~22:30)
URL SL冬の湿原号

https://www.jrhokkaido.co.jp/travel/sl/

JR北海道

https://www.jrhokkaido.co.jp/

えきねっと(JR東日本)

https://www.eki-net.com/personal/top/index

駐車場 あり(有料)
交通アクセス・最寄り駅 【自動車】
釧路空港より車で29分(19.6km)
釧路湿原展望台より車で26分(15.2km)
【バス】
釧路駅前バスターミナル横
料金 【片道】大人 乗車券1,290円+指定席券840円=2,130円
【往復】大人 乗車券2,580円+指定席券1,680円=4,260円
子供は半額。JR北海道が定める子供の区分は、12歳以上(中学生以上)は大人料金、6~12歳未満(小学生)は子供料金、1~6歳未満は幼児、1歳未満は乳児となります。幼児、乳児の運賃は無料です。尚、乳幼児においてもこども料金が必要な場合があります。子供は何歳から運賃・料金がかかりますか。|JR北海道https://www.jrhokkaido.co.jp/faq/qa0020.html
Wi-Fi SL冬の湿原号Wi-Fi SSID:SL-Fuyunoshitsugen
備考

地図

釧路駅

Google Map

標茶駅

Google Map

※SL冬の湿原号の運転日・時刻・編成は予告なく変更される場合があります。

※掲載情報は最新の情報と異なる場合がございます。必ず事前に公式情報をまたは現地へご確認の上ご利用下さい。

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