北海道民におなじみの柳月の三方六(さんぽうろく)。1988年の第27回世界菓子コンクール「モンドセレクション」で最高金賞を受賞した北海道銘菓。この三方六は、製造時に両端部分を切り落としますが、そこで発生する円盤状の切れ端。その切れ端を袋詰めしたものが「三方六の切れ端(三方六のはじっこ)」。正式名称は「三方六のお買い得品」で、三方六の毎日生産状況に合わせて向上から入荷している完全数量限定品です。
柳月スイートピアガーデンの三方六の切れ端
店頭販売の箱詰めされた正規品の三方六は重さ200gほどで価格630円。対して、お買い得品は1kg(プレーン)で500円。袋に両切れ端が円盤状で3枚から5枚ほど入っています。形もチョコのかかり具合や厚みに多少の違いがあります。他にも、三方六の大きさを整える際に発生する長方形の切れ端をパック詰めしたものもあります。
三方六のお買い得品(切れ端)の購入方法
名称
正式名称
- 三方六のお買い得品
通称
- 三方六の切れ端(きれはし) ← これが一番使われています。
- 三方六のはしきれ
- 三方六の切り落とし
購入場所・地図
柳月スイートピア・ガーデン
北海道音更町下音更北9線西18-2
国道241号(足寄国道)沿いにあり、道東自動車道「音更帯広インターチェンジ」より車で5分(2.2km)ほど、JR「帯広駅」からも車で18分(7.8km)ほどの場所にあります。
三方六のお買い得品を購入するために並ぶ場所。写真の左にあるスロープあたりが最前列となります。
最前列から見るとこんな感じ。ちょうどスロープの手すりあたりが先頭です。スロープに向かって並びます。
販売種類・数量
- プレーン味
- メープル味
- 濃い白小割味
- その他季節限定味(いちご味・抹茶味など)
- プレーン味ハーフサイズ(小袋)
切れ端は1袋あたり、円盤状で3枚から5枚。入り枚数の指定は不可。製造状況で種類や数量が変動するため、先着順で1人1個選ぶことができます。
4枚入りだとこの厚みです。
価格・値段
- プレーン1kg 500円(税込)
- 季節限定味やハーフサイズなどは500gで300~400円ほど
購入対象者
- 大人
- 小人(幼児もOK)
購入可能数
- 1人1個
購入方式
- 整理券配布による先着順
販売時間
開店時間より販売。なくなり次第終了。
整理券配布時間
店舗開店の30分前より配布開始。整理券がないと購入できません。
- 夏期営業時間(4月第3月曜日~11月3日) 8:30~
- 冬期営業時間(11月4日~4月第3日曜日) 9:00~
※上記の営業時間の切り替え日は毎年変わりますので事前確認しましょう。
用意できる数を列の先頭から順に整理券の配布を開始、先着順に味を選ぶことができます。開店30分前の整理券配布時点で並んでいれば購入できる事が多いようですが、その日の生産個数によって変動となるお買い得品の数と味の種類。場合によっては整理券配布開始後では在庫がなかったり、希望の味が選べない事があります。毎日おおよそ1時間ほど前から列ができはじめるそうです。
賞味期限
5日間ほど ※箱詰めされた三方六は賞味期限は21日間ほど。
三方六お買い得品の大きさ
10円玉と三方六お買い得品
千円札と三方六お買い得品
1円玉8枚と三方六お買い得品
販売個数
日によって変わります。ただ、平日よりも土日祝の方が生産個数が多くなるため、切れ端、つまりお買い得品の販売は多くなる傾向に。目安は平日が合計50~60個、土日祝が100個前後とのこと。
購入までの流れ
- 三方六お買い得品購入の専用待機列に並ぶ。
- 整理券配布前(開店35分前くらい)に柳月スタッフがその日の販売種類と価格を提示。
- 開店30分前に整理券配布(この配布時にどの種類の三方六にするか選ぶ)されます。
- 開店まで再び待機。
- 開店。
- 店内の指定場所まで列を崩さずに移動。
- 整理券と三方六を引き換え。
- 三方六を持って会計レジまで移動。
- 会計。
三方六の切れ端の購入までの対策
真夏と真冬
十勝の真夏は暑い、十勝の真冬は寒いし凍えます。列は簡易的な屋根があるものの、吹きさらし状態です。
横に壁はありません。風対策も必要です。
待機列脇には飲料自動販売機(冬はホットあり)があります。
トイレ対策
整理券配布は開店30分前、ただ開店1時間前から普通に列ができます。1人の場合は、特に並ぶ前に必ずトイレ(建物横)を済ませましょう。ただ、1人の場合で急な場合は前後の人に声をかけて離脱してダッシュしましょう。ただ、複数人数の場合、基本的にはトイレや車へ戻るなど列から離れる際は、代表の方に整理券をまとめる必要があるそうです。基本的に整理券配布前、整理券配布後、商品受取、会計が終わるまで列を離れることはできません。
暇対策
平日も土日も並びます。整理券配布前から長蛇の列ができます。そのため、早めに並ぶことになりますが、並びっぱなしなので本やスマホなど暇対策を考えておきましよう。
Wi-Fi(正面入口付近に掲示)はありますが、店外は電波は弱い。
足腰対策
整理券配布開始となる30分前をはじめ、整理券配布後の開店前までずっと並びっぱなしです。ストレッチしたりしておきましょう。折りたたみイスや付近のイスを使いたくなりますが禁止です。
三方六の切れ端はどれくらいお得か。
店頭で販売されてるい箱詰めされた三方六は、重さ200gほどで630円。それに対して、三方六の切れ端は1kgで500円。
- 三方六(店頭品) 200g 630円 → 100gあたり315円
- 三方六(切れ端) 1kg 500円 → 100gあたり50円
つまり、切れ端は箱詰めされた三方六の1/6の価格。
三方六の切れ端を購入すべく並んでみました。
柳月スイートピアガーデンがある音更町をはじめ十勝、北海道が強風と吹雪に見舞われた4月某日。風速6m、時間帯予報では雪マークもあり、確実に購入したいという事から天気の悪い日を選択。またこの日は、冬期営業時間(11月上旬~4月第3日曜日)でしたので開店は9:30となります。尚、夏期営業時間は開店が9:00となります。
【8:15】 2名
柳月スイートピアガーデンへ到着。車がかなり台数がありましたが、事前情報でほとんどが従業員の方の車とのことで安堵。購入する方と思われる車は8台ほどあり、車内には人影がありました。この時点で2名ほど並んでいました。風が強く寒かったので車の中で待機。
【8:20】 4名
初めてでどれだけ三方六のお買い得品の在庫があるかわからないので並ぼうか考え中。
【8:30】 12名
整理券配布開始となる9:00まで車でのんびりしようかと思ったら8名ほどの列となったので確実に購入したいので整列。
整理券配布30分前には列は12名ほどに。ただ、ペアの方(随時交代されていました)もいて実際は15番目ほどだったと思います。
【8:40】 15名
庭園付近にある光と風のハイブリッド街路灯「風照(かぜてらす)」の風力発電機もブンブン回っています。
【8:50】 17名
【8:55】 25名
柳月の店員の方が拡声器を片手にいらっしゃいました。
並んでいる来店への感謝の意の後に、三方六のお買い得商品の種類と価格を丁寧にアナウンス。
この日は、
- プレーン味 1kg 500円
- いちご味500g 340円
- 濃い白小割(こいしろこわり)味500g 330円
- プレーンの小袋サイズ500g 270円
の4種類でした。
【9:00】 33名
整理券の配布が始まりました。ほとんどの方がプレーン味を選んでいる様子。手持ちの札を見ると、プレーン味が20個ほど、いちご味・濃い白味・小袋がそれぞれ10~15個ほど、合計60個前後でしょうか。
慣れ親しんだプレーン味を選びました。
【9:10】 37名
この時点で最後尾の看板を持った柳月店員の方が列の最後尾へと並ぶ。
【9:15】 43名
この日はこの時点くらいでプレーン味がなくなっていた様子。
【9:20】 49名
この時点でもまだ在庫がある様子で、列に並びはじめた方が整理券をもらっていました。
【9:25】 50名以上
店内にあるガーデンカフェの店員による限定商品の案内などの告知。
【9:30】
店内へ移動開始。
店内の工場見学方面の引き渡し場所へ。
交換場所です。
ここで整理券(=引換券)と三方六お買い得品を交換します。ここでは会計はせず、別の場所で会計となります。
どんどん減っていきます。整理券があるので急ぐ必要はありません。
三方六のお買い得品を片手に会計レジへ。
入店からおおよそ2~3分で無事に会計終了。
お買い得品は柳月のポイントカードの対象です。
最後尾には柳月スタッフの方が「完売御礼」の看板をもっていらっしゃいました。
柳月スイートピアガーデンの店内
柳月スイートピアガーデンの広い館内。
三方六コーナー。
50席あるカフェでは、柳月のケーキや銘菓をその場で食べることができます。
朝一番で抽出される限定のあずき茶、コーヒーを無料で飲むことができます。
お菓子作り体験工房のコース案内。
店舗2階は工場見学ができます。
十勝石(黒曜石)。
公式サイト
柳月
三方六