オーナー制度は、一般消費者が果物・米・野菜などの農産物、海産物などの生産者に対して事前に出資して収穫期間に生産物を受け取る仕組みです。オーナーは収穫に参加できる他、種まきなど播種(はしゅ)から体験できる場合もあります。遠隔地の場合は、収穫物の配送などを行ってもらえます。オーナー制度は、りんごや梨といった果物のイメージがありますが、上富良野のラベンダー、遠別町のひらめ底建網オーナーも毎年人気です。
北海道内ではオーナー制度を設けている生産者が多く、地産地消(ちさんちしょう)の概念や、消費者と生産者を結び、生産の現場を知ってもらうために活用されています。また、天候の悪化による生育不良などの保証条件も必ず確認しましょう。
【札幌市】札幌大球応援隊「巨大キャベツ札幌大球オーナー制度」
札幌が誇る伝統野菜である巨大キャベツの札幌大球(さっぽろだいきゅう)。オーナーになると、その年に収穫した札幌大球を使用したにしん漬け(200g×500パック)が送られます。
募集期間 10月上旬~11月上旬
https://www.sapporotaikyuu.fun/
【札幌市】札幌黄ふぁんくらぶ「札幌黄オーナー制度」
札幌が誇る伝統野菜「札幌黄」。生産量がごくわずかな札幌黄の面積を少しずつ増やしていくためのオーナーを募集。オーナーには秋に収穫された札幌黄10kgを発送するほか、栽培体験(希望者:有料)、フォーラム(希望者多数の場合は抽選:無料)などを行っています。
募集期間 3月中旬~
https://www.sapporoki.net/about
【砂川市】三谷果樹園「りんごのオーナー制度」
三谷果樹園は、20品種4000本のりんごの木がある果樹園です。りんごのオーナーは、いつでも自由にりんご園に入園できます。毎年5月にりんごの花見祭り開催し、6月にはりんごの実選り、9月には収穫祭開催や津軽・あかねの収穫、10月にはジョナゴールド・ハックナインの収穫があります。1本の木に、70~100個余りのりんごがなります。オーナーは、りんごのお花見祭り、三谷果樹園特製オリジナルりんごジュースの特別価格、ブルーベリー狩りの入園料割引などの特典もあります。
募集期間 毎年3月~
https://apple3-mi.com/りんごのオーナー
【余市町】中井観光農園「りんごのオーナー制度」
中井観光農園のりんごの木を保有し、実ったリンゴの収穫できるオーナー制度。
https://www.nakaikanko.com/owner.html
【余市町】ニトリ観光果樹園「りんごのオーナー制度」
ニトリ観光果樹園(旧:山本観光果樹園)による、つがる、王林、ふじといった低農薬、有機肥料使用のりんごのオーナー。収穫まで山本観光果樹園が責任を持って管理。山本観光果樹園の果物には無登録の農薬は未使用。登録農薬のみの減農薬を使用。
募集期間 毎年3月頃~
https://www.fruits-nitori.jp/owner/owner.html
【豊浦町】豊浦町「ホタテオーナー」
噴火湾ホタテ養殖発祥の地で50年以上の歴史がある豊浦町の養殖ホタテ。1口30,000円のホタテオーナー。登録された豊浦産ホタテを贈呈(稚魚、成貝、各1回発送)。ホタテ耳吊りや水揚げ体験、穫れたてのホタテ試食会といった人気体験もあり。先着50口限定。
募集期間 毎年4月~
https://toyoura-feel.com/owner/
【豊浦町】豊浦町「サケ網オーナー」
1口20,000円の豊浦町サケ網オーナーは、登録したサケ網で水揚げされた「豊浦産サケ」メス1匹を贈呈される他、稚魚放流から収穫体験、穫れたてのサケ試食会は人気体験まで楽しめます。先着25口限定。
募集期間 毎年4月~
https://toyoura-feel.com/owner/
【壮瞥町】浜田まるとめ果樹園「りんごのオーナー制度」
浜田まるとめ果樹園のりんごオーナー制度は、りんごの収穫の他に、リンゴの花見、摘果、葉摘み等、管理作業や、季節の生育状況を見て楽しむことができます。
募集期間 ~毎年8月下旬
http://hamada-f-farm.com/2001/ouna.htm
【厚真町】厚真町観光協会「田んぼのオーナー」
春の種まき・田植えから秋の収穫までの約半年間、農家の方にアドバイスを受けながら実際に行い、田園風景の季節の移ろいを感じながら、稲の成長を楽しめる厚真町田んぼのオーナー制度。お米はななつぼしを育成。種まき・田植え・稲刈りといったイベント開催時には、案山子作りや陶芸といった特別メニューもあり。最大100区画までの募集で、1区画1アール(100㎡約30坪)25,000円。1区画の最大体験人数は10名まで。
募集期間 毎年2月~
http://atsuma-kankoukyoukai.jp/tanbo.html
【今金町】今金町農業協同組合「今金男しゃくサポーター制度」
日本一の清流と大地で育った今金男しゃくのサポーター制度。サポーターには、毎年秋収穫された今金男しゃくをはじめ、多くの特別セットの特典を受けられます。
募集期間 毎年5月~
https://www.imakane-dansyaku.fun/
【旭川市】南観光果樹園「りんごと梨のオーナー制度」
南観光果樹園のりんごまたは梨のオーナーは、収穫期(9月中旬~10月上旬)には1本まるごともぎ取り体験を満喫することができます。育成管理作業は果樹園が責任をもって行い、減農薬に努め、食の安全に配慮しております。また、有機質肥料を豊富に使い、他にない香りと味をお約束いたします。
募集期間 随時
【上川町】岸田農園「メロンオーナー制度」
岸田農園によるメロンオーナー制度。4玉の保証があり、全4回の作業体験も可能。
募集期間 随時
【上富良野町】深山峠ラベンダーオーナー園「ラベンダーオーナー制度」
深山峠ラベンダーオーナー園の香りのオーナーは、1口10,000円で1年5株(花のみ)のオーナーになり、ラベンダー園にオーナー名のプレート(1口2名まで)を立てて表示されます。来園の際に、オーナーのラベンダー株の花を自由に刈り取ることができます。また、オーナーには、コースに応じて選択したプレゼントが送られます。ラベンダーの育成はかみふらの十勝岳観光協会が管理。
募集期間 通年受付
https://www.kamifurano.jp/nature/lav_owner/
【遠別町】ひらめ底建網オーナー「ひらめオーナー制度」
全道屈指のひらめ産地である北海道遠別町では、ひらめ底建網のオーナーを募集しています。海底に網を設置して行う底建網(そこだてあみ)により、ひらめの漁獲量を競うイベントです。オーナーに登録すれば、その日水揚げされたひらめを山分けする権利が得られます。2008年より行われている人気のオーナー制度です。募集定員は各船40名、合計160名。応募多数の場合は抽選によりオーナーを決定。底建網漁当日に確実に遠別町に来られる優先枠オーナーは、遊漁船への乗船権、網元優先ひらめの選択権、ひらめのおろし方講座、イベントブースで味覚体験や釣り体験などがあります。
募集期間 毎年4月中旬頃