
北海道埋蔵文化財センター(ほっかいどうまいぞうぶんかざいせんたー)は、北海道江別市西野幌の野幌森林公園記念施設地区内にある埋蔵文化財の発掘や出土品の整理保存・展示をしている施設です。入館料・体験料ともに無料です。子供向けの体験学習が充実していて、館内の縄文工房では勾玉作り(まがだまづくり)や砂絵体験、土器づくり、編布体験など大人も子供も無料で楽しめます。
縄文工房(縄文生活体験ひろば)
展示室体験コーナーでは、勾玉づくり、砂絵体験、ミニチュア土器・土製品つくり、編布(あんぎん)体験など縄文生活の体験を無料で体験学習できます。大人も無料で制作体験できます。子供が小さい場合は一緒の体験メニューを選ぶ事をオススメします。尚、体験しないでポイントチケットを持ち帰る事(体験後に余ったポイントは翌日以降に持ち越せます)、使っていない材料・道具のみを持ち帰る事(未使用分教材分のポイントは返却されます)は禁止です。

縄文工房の時間
- 体験学習受付時間 9:30~15:30
- 開館時間 9:30~16:30
- 休館日 月曜日・一部祝日・年末年始
体験学習メニュー
- 玉づくり体験
- 砂絵体験
- ミニチュア土器・土製品つくり
- 編布(あんぎん)体験
- 型抜き塗り絵
- 土器パズル
- どびだきドキッ
- ぬりえパズル
体験学習の人気順
- 1位 勾玉づくり
- 2位 砂絵体験
- 3位 ミニチュア土器・土製品つくり
体験学習の流れ

- エントリーシートに記入する。
- エントリーシートを渡して、受付でポイント券(10ポイント分)とトレイをもらう。
- 体験メニュー・キット(教材)選ぶ。
- 体験したいキット(教材)をケースに入れてポイント券と一緒に受付に提出。
- テーブルで縄文体験を開始。
エントリーシートの記入から体験開始まで数分で終わります。縄文工房エントリーシートは、体験学習する家族分を記入します。もちろん子供だけでなく、大人も一緒に参加できます。

縄文工房カードを作ると(作らなくてもOK)、次回以降エントリーシートへの記入は不要で体験学習へ参加できます。カードの発行など無料です。家族分毎回、エントリーシート記入するより作った方が次回以降が楽です。

縄文工房カード裏面。1日1回、カードにスタンプを押して5回分貯まると、縄文工房で使えるポイント(5ポイント)と交換できます。

こちらが受付です。

ポイントチケット(おかいものチケット)。エントリーシートを提出するとトレイと一緒にもらえます。

ここで実際に手にとって体験したい道具を選びます。

作品のお手本です。こちらはお持ち帰りできません。

トレイにポイントチケットと一緒に体験道具を入れます。

縄文工房の素材道具のポイント一覧表。道具それぞれにもポイントが記載されています。

写真付きの制作マニュアル「縄文工房のレシピ」。

体験の各種作り方が入っているレターケース。

縄文体験が初めてでもわかりやすい。

縄文生活体験についてのお願い。

縄文工房利用の団体利用について。

勾玉づくり体験
紙やすりと水で滑石(かっせき)を磨く体験。石の種類は勾玉(まがだま)・管玉(くだたま)・丸玉(まるだま)などから選べます。所要時間目安40分~1時間。玉づくり体験は、基本的に「けずる・みがく」の繰り返しなので小さい子供も簡単に体験できます。

教材の必要ポイント
- 滑石…勾玉4ポイント、メガ丸玉4ポイント、管玉3ポイント、丸玉2ポイント
- やすりセット…5ポイント
- ひも…長紐4ポイント、短紐1ポイント
垂飾(すいしょく)。

けつ状耳飾り(けつじょうみみかざり)。

勾玉(まがたま)。

メガ丸玉(めがまるだま)。

管玉(くだたま)。

丸玉(まるだま)。

アウトレット勾玉。

アウトレット小玉。端材なので壊れやすいですが1ポイントから。

やすりセット。

1日分のポイントで玉づくり体験できる例として、「勾玉」、「やすりセット」、「短紐」を組み合わせて実際に体験してみました。

こちらが勾玉づくりの見本です。

勾玉(4ポイント)

やすりセット(5ポイント)

短紐(1ポイント)

受付後にテーブルに移動。

これで勾玉づくり体験に必要な、勾玉(4ポイント)・やすりセット(5ポイント)・短紐(1ポイント)です。

これが勾玉作りレシピ。写真があるのですごくわかりやすい。

実際の制作例があるのでイメージがつきやすい。ただ、個性を活かして好きな形に仕上げましよう。

受付で貸出される専用容器。この上で石を削って磨きます。

基本的に作業はトレーの上で行います。

こんな感じでマニュアルを参考にヤスリで削って磨いていきます。

時間は1時間ほど要しましたが、楽しそうにずっと削ったり磨いたりしていました。実際に子供(4歳)が作った削って磨いた勾玉。

体験が終わったら返却口に戻します。

何度も通い、勾玉づくりをしていくとどんどん上達していきます。

毎回違う作品が出来上がるので思い出づくりに最適です。

紙やすりで最後にギザギザをつけた勾玉。

ミニチュア土器・土製品つくり
粘土を使い、小さな土器や土玉(どだま)、スタンプ型土製品などを作る体験。所要時間目安15~30分。

縄文アクセサリーの見本。

ミニチュア土器の見本。

砂絵体験
色々な砂絵を使い、土器・石器の絵を自由に色付けします。所要時間目安10分~。

砂絵体験の道具。

すなえレシピ。

色砂。

両面テープをはがし、色砂をのっけていきます。

沢山の色砂があるのでオリジナルの砂絵ができていきます。

砂絵の完成が近づいてきました。

砂絵が完成しました。

別の日に挑戦した砂絵。いろんな砂を混ぜてみたようです。

台紙は2ポイントなので2枚挑戦することもできます。

拓本体験
画仙紙(がせんし)・すみ・タンポを使い土器片の模様をうつしとる体験。所要時間目安15分~。

土器パズル
バラバラのかけらを貼り合わせて、土器の復元をする体験。

編布体験
麻ひもで縄文時代の布づくりを体験。

編布体験の制作例。

かたぬきぬりえ
自由に色を塗り切り取った後は、台紙に貼る体験。

とひだすドキッ
とびだすドキっで自分だけのオリジナルカードを作れます。

ぬりえパズル
ぬりえパズルの体験。

館内の他の無料体験
館内には、上記のポイントを使った縄文工房での体験以外にも家族で遊べる体験が沢山あります。もちろん無料です。こちらは特に申し込みの必要はありません。

火おこし体験
縄文時代の火おこしを体験。

ゆみぎり(弓切り)を使って、弓を前後に押したり引いたりします。こちらは体験ですので、煙が出たら止めましよう。

ゆみぎり、きりもみ、ひもぎり、まいぎりの4種類の火おこし。

ゆみぎりの紹介。

発掘体験
遺跡の発掘を体験できます。千歳市の美々4遺跡から縄文時代後期(約3500年前))の土器片を実際に探します。土器片は持ち帰り不可。

道具を使って探します。

石皿体験
実際に石皿の上で木の実をすり潰してどのように変化するかを見ることができます。尚、木の実は食べられません。

石の種類体験
石器がどんな石で作られているかを当てるクイズ。カードをめくると石の名前とどのような石器が作られているかが分かります。

ビビちゃんパズル

木のパズル

黒曜石
50kgもある赤石山頂の黒曜石。

黒曜石の説明。

塗り絵コーナー

展示室
北海道埋蔵文化財センターにある展示室には、発掘された石・木・金属・骨角などの道具や重要文化財に指定された遺物などを常時展示しています。こちらも無料で見学できます。

福島町館先遺跡の土器。縄文時代前記末葉~後期前葉(約5000~3800年前)。

縄文時代の土器

キウスの縄文ムラ

発掘現場のジオラマ

木の道具

火山灰と種子の世界を顕微鏡を使い覗きます。

ルーペでも覗いてみます。

小さい子供が壊さないように「さわらないでね」を伝えましょう。

千歳市美々4遺跡から出土された縄文時代後期の土器片

展示室クイズラリーを定期的に開催しています。勉強しながら館内を見て回れます。

展示室クイズラリーのクイズ内容は定期的に変わります。

写真と展示物を見比べながら答えを探します。

図書閲覧コーナー。

広々とした館内です。

展示室探検クイズラリー

入口前にある黒曜石原石。

館内設備・サービス
JRとバスの時刻表が置いてあります。JR路線図とバス路線マップもあり。

記念スタンプ。スタンプシートもあります。

男女別トイレとバリアフリートイレ。

自動販売機

コインロッカー

貸出しているベビーカーと車いす

バリアフリー専用駐車スペース

北海道埋蔵文化財センターの館内地図

北海道埋蔵文化財センターの概要
基本情報
| 名称 | ほっかいどうまいぞうぶんかざいせんたー 北海道埋蔵文化財センター |
| 住所 | ほっかいどう えべつし にしのっぽろ 北海道江別市西野幌685-1 |
| 公式URL | http://www.domaibun.or.jp/ |
| SNS | – |
| 電話番号 | 011-386-3231 |
| 営業時間 | 9:30~16:30 ※縄文工房の体験学習受付時間は9:30~15:30 |
| 定休日・休業日 | 月曜日・一部祝日・年末年始・臨時休館日 |
| 対象年齢 | |
| 駐車場 | あり(無料) |
| 駐輪場 | あり(無料) |
| 交通アクセス・最寄り駅 |
|
| 料金・入場料 | 無料 |
| 支払方法 | – |
| 各種料金割引 | – |
| 会員制度 | – |
| クーポン・割引券 | – |
| 予約 | 縄文工房体験にて団体10名以上の場合は要問合せ |
| 受付・入場手続き | 受付必要(縄文工房) 入退場自由・制限なし |
| 総合案内所・管理事務所 | – |
| イベント情報 | |
| Wi-Fi | – |
| plus code | 3F6V+3R 江別市、北海道 |
| マップコード | 9 509 832*55 |
| パンフレット | あり |
| 備考 | – |
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