くるるの杜(くるるのもり)は、地産地消を実現する農村レストラン、農畜産物直売所、畑で育っている野菜や果物の収穫体験、農畜産物の調理加工体験などを楽しめる北広島市大曲にある2010年にオープンした都市農村交流施設です。正式名称、ホクレンくるるの杜。
「畑で育つのは作物だけじゃない」をキャッチフレーズとして、「消費者と生産者を結ぶ食と農のふれあいひろばを実現」をスローガンとしています。
くるるの杜の総合案内図
食と農のふれあいファーム「くるるの杜」は、
- 体験農場
- 調理加工体験施設
- 農産物直売所
- 農村レストラン
から構成されています。
くるるの杜は全て徒歩で行き来できます。第1駐車場と第2駐車場の2ヶ所がありますがどちらに停めてもOK。
かんたん収穫体験
くるるの杜の「かんたん収穫体験」は、北海道の代表的な作物をはじめ、普段スーパーマーケットなどでは見ることのできない作物も栽培しています。
時期によって収穫体験も異なります。収穫方法も事前にきちんと教えてくれますので、初めての作物でも安心し収穫できます。収穫時期により異なり、開催は主に週末や祝日の午前と午後です。また、体験参加料金は1口いくらといった感じなので、家族で参加する場合は人数に応じた口数を申し込む形となります。他の体験イベントに比べて「1人」単位ではなく「1口」単位なので、後に説明させていだく「農作業・加工調理体験」同様に安価に収まります。
くるるの杜公式サイト「農作業・調理加工体験のページ」で実施状況を確認しましょう。
くるるの杜公式サイトより引用
いちごのビニールハウス
過去に実施された主なかんたん収穫体験
- イチゴ
- トマト
- ブルーベリー
- とうきび
- ズッキーニ
- いんげん
- オクラ
- じゃがいも
- 枝豆
- 玉ねぎ
- ブロッコリー
- キャベツ
- 落花生
アスパラガスの収穫体験
アスパラガス収穫体験では、実際に畑でアスパラガスを収穫して持ち帰る事ができます。体験料金は1束500円で約300gほどです。3歳児でもカマを持って上手に刈り取ることができました。
こんな感じで指定の筒に入れていきます。
2束分の収穫体験の成果はこんな感じです。帰って量るとと4kgありました。
農作業・調理加工体験
くるるの杜では、収穫して持ち帰る「かんたん収穫体験」の他に、「農作業・調理加工体験」を行っています。くるるの杜にある畑で実際に作物を収穫して、調理したり食べたりできる体験プログラムです。くるるの杜公式サイト「農作業・調理加工体験のページ」で実施状況を確認しましょう。
調理加工体験施設
体験は主にこちらのインフォメーション2階の調理加工体験施設で行われます。体験農場隣接の調理加工体験棟で実施される場合もあります。
インフォメーションの受付部分。ここで収穫体験や加工調理体験といった体験プログラムの受付・支払いなどを行っています。また、こちらでは当月と翌月の体験プログラムの一覧やイベント情報も公開しています。
靴ロッカーとスリッパがあります。スリッパは大人用なので、子供にはスリッパまたは上履きを用意しましょう。
2Fにある調理加工体験施設はこんな感じです。
体験するプログラムに合わせて作業台に必要な調理器具が用意されています。持参するものは、エプロンと三角巾(バンダナでもOK)くらいです。
作業台の脇には、手荷物を入れる赤い木箱があります。
オーブンレンジ
調理体験のみであれば、用意された食材をもとにこちらで作業を行います。収穫体験も兼ねる場合は、集合後に体験農場に移動します。
「とうきびを収穫してピザを作ろう」を体験
とうきびを収穫してピザを作ろうの体験の様子。収穫前には、収穫方法をきちんと教えてくれますので、初めての収穫する作物でも安心です。
とうきび畑。
とうきびです。
とうきびをもぎります。
自分の手でもぎったとうきびに興味津々です。
とうきびのひげ。
とうきびを自分の手で剥いでいきます。
ピザ生地作りも自分たちの手で。混ぜる、こねる。
生地ができてきました。
ピザ生地完成。
ふっくらしました。
ピザ生地を木の綿棒で伸ばします。
ピザ生地が平らになりました。
トッピングの材料。
トマトや玉ねぎを切って、トマトソースを自分たちで作ります。
トマトソースを生地に塗ります。
目を離すと味見をしています。もぎたてのコーンは美味しいよね。
生地に具材をトッピングします。2種類のピザができました。左がカレーソースのピザ、右がトマトソースのピザです。
オーブンで焼いて、とうきびピザの出来上がり。
洗い物も自分たちで行います。3歳にもなると、率先してやってくれます。
踏み台もあります。
終了後には、次回収穫体験の案内と簡単なアンケートがあります。今日作ったピザのレシピもいただきました。
「お母さんに作って贈ろう!スマイルクッキー」を体験
母の日向けのクッキー製作。お父さんの参加よりもお母さんの参加が多かったです。下地づくりから始まります。北海道産の小麦粉に全粒粉を加えてクッキーを作ります。体験時間1時間半ほどで参加費は1口1200円でした。
袋に入れて伸ばします。
型取りしていきます。
型取りした後はクッキーを並べてオーブンで焼き上げます。
使い終わった調理器具も自分たちで洗います。
焼きあがりました。クッキーはスプーンやフォークなど使い、お母さんの顔を作ります。手作り感がいいですね。
母の日のメッセージカードも書きます。
スマイルクッキーは瓶に入れます。
プレゼント用です。食べてはいけません。
クッキーを瓶に入れたら終了です。
「もちつきをしてのし餅を作ろう」を体験
臼と杵を使ってもちつきをして、ビニール袋に入れてのし餅を作る体験。参加費は1口1200円で、もち米3合分ののし餅が作れました。体験時間は1時間ほど。
まずはお手本を見せてくれます。
その場で砂糖醤油でつきたてのお餅もいただきました。
のし餅の出来上がり。
体験農場
体験農場は自由に見学する事ができます。
「これなーんだ?めくってみよう」のパネル。畑のクイズラリーも楽しめます。
じゃがいもの定植から培土、生育中、開花、枯凋、収穫までの写真。
体験農場には作物の説明や特徴、播種日、収穫予定時期が記載してある看板があります。
とうきび畑。
たまねぎ畑。
じゃがいも畑。
アスパラガス畑。
アスパラガス畑のアップ。
くるるの杜へ冬に行くと「野菜貯蔵中」の看板。
農畜産物直売所
北海道のJAや生産者がこだわって作った、近郊JAのもぎたて野菜や旬の果実、北海道米、チーズや新鮮牛乳などの乳製品、農産加工品、北海道産の酒造好適米を使用した日本酒や北海道産ぶどうを使用したワイン、北海道産のお肉、惣菜、卵など地産地消に対する思いが詰まった直売所です。お米は注文するとその場で精米してくれます。
野菜コーナー。直売所だけあって鮮度が抜群です。
葉物野菜の他、根菜類も豊富です。
日頃使う野菜の調理方法や保存方法といった手書きのPOPもあります。
果物コーナーは種類も豊富です。
メロン、スイカ!
しいたけ、まいたけ、なめこ、えのき、マッシュルームなどキノコ類も豊富です。乾燥類もあります。
北海道和牛や黒豚など道産中心の食肉コーナー。
直売所に並ぶ食材を使った弁当や惣菜の販売もしています。
おぼろづき、ゆめぴりか、ななつぼし、ふっくりんこ、きたくりんなど北海道産のお米が沢山。玄米を店頭で精米します。
農畜産物直売所内にあるサービスカウンター。
農村レストラン
150席あるブッフェスタイルの農村レストランでは、季節ごとの旬の10種類もの新鮮野菜を使ったサラダ、野菜の旨味を北海道産小麦100%の衣で包んだ揚げたて天ぷら、北海道産小麦100%使用のうどんとラーメン、北海道産玉ねぎをふんだんに使用した甘口のカレー、きび砂糖・てんさい糖・道産乳製品のこだわり原料を使った手作りデザート、手作りのお茶・北海道しそジュース・国産茶葉使用の紅茶など飲み物類など素朴で温かい家庭料理をお手本としたメニューが並びます。
11:00から開店しますが、昼の時間帯は特に混み合います。10:00からランチ受付記名台の用意がありますので活用しましょう。また、150席のうち平日30席土日祝日10席まで事前予約が可能です。
また、農村レストランのディナーは2016年10月をもって終了しました。
もりのカフェ
もりのかふぇでは、直売所の新鮮な食材を使用した人気のお野菜カレー、パンケーキ、コーヒーゼリーパフェ、ハーブティー、ソフトクリームといったメニューを提供しています。直売所で購入した食品をこちらで食べることもOKです。
もりのカフェの店内。テーブル席とカウンター席の他、外にもテーブル席があります。
外遊び
雪のない時期には竹馬も。子供用と大人用の竹馬が2種類あります。
主なイベント
- 雪まつり 2月中旬~下旬
- 杜の感謝祭 8月上旬
- 畑の収穫祭 9月上旬~下旬
くるるの杜「畑の収穫祭」
くるるの杜で9月上旬に開催される畑の収穫祭。開催内容は毎年異なりますが、北海道をまるごと収穫しよう(バーベキュー付)、かんたん収穫体験、ぐるっと一周体験農場ラリーなど秋のくるるの杜を満喫できます。
特集記事
くるるの杜「雪まつり」
くるるの杜で毎年2月中旬または下旬に2日間にわたって開催される雪まつり。雪中宝さがし、雪だるま作り、雪山滑り台、雪遊び広場、輪投げなどの雪中イベントが開催されます。参加は無料です。
特集記事
施設設備
農畜産物直売所内のコインロッカー(~16:30) ※当日利用のみ
農畜産物直売所内のバリアフリー対応トイレ。農村レストランにも対応トイレがあります。
農村レストラン建物内にある授乳室とおむつ交換用のベッド。レストランを利用しなくても利用できます。
農村レストラン建物にて、ミルク用のお湯の提供あり。
くるるの杜概要
名称 | くるるのもり くるるの杜(ホクレンくるるの杜) |
住所 | ほっかいどう きたひろしまし おおまがり 北海道北広島市大曲377-1 |
電話番号 | 011-377-8700(受付時間9:00~17:00) 011-377-8886(レストラン予約受付) |
URL | http://www.hokuren-kururu.jp/ |
SNS | – |
営業時間 | 農畜産物直売所
農村レストラン
もりのかふぇ
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定休日・休館日 | 不定期 |
駐車場 | 312台(無料) |
交通アクセス・最寄り駅 | 【自動車】
【バス】
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料金 | 無料 イベント・体験参加などは別途料金 |
備考 | – |
地図(Google Map)
動画
くるるの杜 くるるの笑顔 春・夏篇(30秒)
くるるの杜 くるるの笑顔 秋篇(30秒)
くるるの杜 くるるの笑顔 冬篇(30秒)
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