北海道内にある交通系ICカードのSAPICA(サピカ)とKitaca(キタカ)の2種類。札幌市内・圏内に在住している方をはじめ、プライベートやビジネスで利用する方など、2枚同時持ちが多い北海道の交通系ICカードを両持ちしている方も多いと思いますが、その違いが意外とわかりづらいもの。2枚同時持ちしてその違いを知る事で、SAPICA・Kitacaを上手に使い分け。
また、2013年6月22日よりKitacaは、SAPICAエリアでも利用可能になりました。
SAPICA(サピカ)とKitaca(キタカ)の比較
利用可能エリア
Kitacaは、SAPICAエリアをはじめ、Suicaなど相互利用可能エリアで利用可能です。道外でもそのまま利用したい場合は、Kitacaが便利です。
SAPICA
- 札幌市営地下鉄
- 札幌市電
- 北海道中央バス
- ジェイ・アール北海道バス
- じょうてつ
Kitaca
- JR函館本線(小樽駅 – 岩見沢駅間)
- JR千歳線(白石駅 – 沼ノ端駅間、南千歳駅 – 新千歳空港駅間)
- JR室蘭本線(沼ノ端駅 – 苫小牧駅間)
- JR札沼線・学園都市線(桑園駅 – 北海道医療大学駅間)
ポイント還元
SAPICA
- 地下鉄・バス・市電に乗車する度に運賃の10%が「SAPICAポイント」が貯まります。200円エリアであれば、1回乗車で20SAPICAポイント(=20円)貯まります。10回乗車すると1回分無料で乗車できます。
- 札幌市内のセイコーマートで、レジの支払い金額の0.5%相当(200円につき1ポイント)がSAPICAポイントが貯まるのも、セイコーマート愛好家であれば嬉しいところ。
Kitaca
- Kitacaは、ポイント還元がありません。SAPICAエリア内での地下鉄やバス、市電を利用するならSAPICAの方が断然お得です。
チャージ上限金額
SAPICA
- 20,000円
Kitaca
- 20,000円
チャージ可能場所
SAPICA
- 地下鉄入場時(券売機・入金専用機・定期券発売所)
- 地下鉄出場時(精算機・入金専用機)
- バス・市電(バス営業所・ターミナル窓口・運賃箱)
- 札幌市内のセイコーマート
Kitaca
- 札幌周辺の駅
- 電子マネー加盟店(セイコーマート・ローソン・セブンイレブン・サンクス・ファミリーマート・イオン・マックスバリュ・ツルハドラッグ・ビックカメラ・コジマ・ソフマップ)
オートチャージサービス
SAPICA
- 記名SAPICA及びSAPICA定期券は、クレジットカードによるオートチャージサービスが利用可能です。地下鉄やバス・市電で支払い時に自動的にチャージ(入金)されます。
Kitaca
- Kitacaには、オートチャージはありません。現金チャージのみです。
乗継割引
SAPICA
- あり
Kitaca
- なし
モバイル対応
SAPICA
- なし
Kitaca
- なし
SAPICA(サピカ)とKitaca(キタカ)のメリット・デメリット
メリット
SAPICA
- 札幌市内・圏内におけるJR以外の交通網(地下鉄・バス・市電)を広範囲で利用可能。
- 乗車時や一部店舗でポイント還元がある。
- オートチャージサービスがある。
Kitaca
- JR北海道の札幌圏55駅(無人駅を含む)で使用可能。
- 電子マネーとして全国で利用できる範囲が広い。
デメリット
SAPICA
- ICカードとして札幌圏内のみで札幌以外の道内や全国で利用できない。
- 電子マネーとして利用できる範囲が狭い。
Kitaca
- ポイント還元がない。
- オートチャージサービスがない。
SAPICAとKitacaを重ねて使用できません。
問い合わせ先
SAPICA
- 011-210-3156(SAPICAコールセンター)
受付時間 9:00~20:00(年中無休)
Kitaca
- 011-222-7111(JR北海道電話案内センター)
受付時間 6:30~22:00(年中無休)