365日24時間稼働の冷蔵庫は大幅な電気代節約

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365日24時間稼働の冷蔵庫は大幅な電気代節約

冷蔵庫は他の電化製品と比べて、365日24時間稼働している家電のひとつです。日本の家庭の電力消費の内訳において年間消費電力量の15%以上を占める冷蔵庫。省エネを意識するだけで、年間の節約料金も他の家電に比べて割合が大きくなります。みんなで意識して習慣づけるだけで、節電効果は絶大です。

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冷蔵庫の設定温度を適切にすると年間1360円の節電に。

冷蔵庫の設定温度を適切にすると年間1360円の節電に。

結論からすると、周囲温度(室内)22℃で冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」にするだけで、年間の電気代が61.72kWh、約1360円の節約になります。

冷蔵庫のメーカー各社が推奨している冷蔵庫の庫内温度は下記とおり。

冷蔵室 1℃~5℃
野菜室 3℃~7℃
冷凍室 マイナス18℃~マイナス22℃

ほとんどの冷蔵庫には、庫内のダイヤルにより「強・中・弱」の3つの設定できる他、「○℃」とボタン設定できるようになっています。庫内室温調整ダイヤルは、多くの場合はドアを開けた本体側の側面部分にあります。これを夏場の暑い時期には、「強」、冬場の寒い時期には「中」または「弱」にするだけで、節電につながります。冬場を「弱」にするのもひとつですが、北海道の冬は暖房機器で部屋の室温が暖かくなりがちですので注意が必要です。

熱いものは冷ましてから冷蔵庫へ。

味噌汁やスープ、保存用のご飯など温度が下がっていないまま冷蔵庫に入れると、その分冷蔵庫内の室温が上がります。そのため冷蔵庫は、内部の設定温度を維持するため冷やそうと余分なエネルギーを消費して電気代が上がります。必ず、熱いものは冷ましてから冷蔵庫へ。ただ、夏場含めて冷蔵庫へ入れるのを忘れて、出しっぱなしによる食品の痛みからの食中毒は気をつけましょう。

冷蔵庫は壁から適切な距離を離すと節電に。

冷蔵庫は壁から適切な距離を離すと節電に。

冷蔵庫は、庫内を冷やすために温かい空気を冷蔵庫外部に放熱しています。ただ、冷蔵庫が壁に密接していると、冷蔵庫の外側に温かい空気が溜まったままになり、その空気がせっかく冷えている冷蔵庫内部へと漏れ渡ります。結局、冷蔵庫は室温を維持しようと余計に電力を消費します。

冷蔵庫を壁から適切な距離、5cmから10cm離して設置しましょう。そうすることにより、上部と両部、後部が壁に接していると比べて、年間の電気代が45.08kWh、約990円の節約になります。

冷蔵庫には食品を詰め込み過ぎない。

冷蔵庫に食品を詰め込み過ぎると冷蔵庫が庫内を冷却しようと稼働パワーが必要となるためその分消費電力が多くなります。スーパーの特売などで安く食品を購入した場合、帰宅後そのまま冷蔵庫に移動しがちですが、詰め込みすぎは冷蔵庫にとってよくありません。詰め込んだ場合と、適度に半分にした場合では、年間の電気代が43.84kWh、約960円の節約になります。

冷蔵庫内の食品スペースは、6割から7割程度にしましょう。室温保存が可能な瓶や缶などの調味料で未開封のものは冷蔵庫から出して保管するようにも心がけましょう。冷却が必要なものとそうでないものをしっかり把握する事により庫内のスペースが適切になり、冷風が庫内で巡回しやすくなります。食べ残しによる、とりあえず保存しておこうを減らすのも節電につながります。

すぐに使わない食品は小分けするなどして冷凍できるものは冷凍庫に移動させ、冷蔵庫内はすっきりさせましょう。

また、庫内には冷気が出る冷却口がありますので、塞がないようにしましょう。

冷凍庫は詰め込み冷凍温度を保つ。

冷凍庫は詰め込み冷凍温度を保つ。

冷凍庫は、冷蔵庫と違い食材を詰め込むと、開閉する際に室温が冷凍スペースに入り込みにくくなるため、温度変化に耐えることができるため節電につながります。食材が少ない場合は、アイスノンや水を入れたペットボトルなどを使い冷凍庫内のスペースを埋めましょう。ただ、ペットボトルに水をパンパンに入れるて凍らせると破裂するので適度に入れましよう。また、食品でスペースが埋まったら、その凍ったペットボトルの水は有効に使いましょう。

ドアの開閉時間と開閉回数を最小限にして節電。

調理時など冷蔵庫の開閉は多くなりがち。ただ、20秒開けっ放しにしているのと、10秒開けっ放しにしている場合を比較すると、年間の電気代が6.1kWh、約130円の節約になります。また、無駄な開閉を減らすだけで、年間の電気代が10.4kWh、約230円の節約になります。

必要な物をすぐに取り出せるように冷蔵庫の扉に少し大きめのホワイトボードなどを用いて食品の位置をざっくり書いておくだけで、すぐに取り出せるので開閉時間が大幅に減ります。また、卵など食品の数を記入しておくだけで、冷蔵庫の開閉回数そのものが減って節電になります。

自動製氷を停止して節電。

自動製氷機能が搭載された冷蔵庫は便利な反面、その分電力を消費します。製氷皿を利用したり、北海道の冬場は氷を根本的に使用しない事から、自動製氷を停止する事も大事です。

冷蔵庫に庫内カーテンを設置する。

ホームセンターをはじめ、100円ショップなどでも販売している冷蔵庫カーテン、いわゆる節電カーテン。冷蔵庫内に節電カーテンを取り付けると、ドア開閉時に庫内の冷気が外に逃げるのを最小限に抑える事ができます。ただ、夏場は節電カーテンにより、扉側の飲み物類が冷えにくくなる事もあるので季節による使い分けもしましょう。

カーテンそのものが透明なため、開閉時に庫内の食材が見えにくくなる事がありません。稀にカーテンが透明度が低い場合があるので購入時には気をつけましよう。

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