2016年4月の調剤報酬改定により、調剤薬局への支払いが変わりました。処方時に薬剤師による患者への説明をする際に発生する「薬剤服用歴管理指導料」が「おくすり手帳」を持参することにより、これまで70円の差額が120円と高くなりました。窓口で自己負担3割と換算すると1回あたり36円の計算になります。
薬剤服用歴管理指導料
2016年3月まで
- おくすり手帳「あり」 340円
- おくすり手帳「なし」 410円
→70円の差
2016年4月から
- おくすり手帳「あり」 380円
- おくすり手帳「なし」 500円
忘れたと言ってしまいがちな「おくすり手帳」。持参しない場合は費用負担が多くなり、持参した場合は負担が少なくなる制度改正となりました。おくすり手帳(お薬手帳)自体は、現在または過去の薬の服用履歴の把握、医師への服用中の薬の伝達、複数病院を使用する際の薬物相互作用や市販薬購入時の副作用、震災・緊急時などにも有効です。医療機関へ受診する際、「おくすり手帳」を持参しましょう。